初月忌

母と父が相次いで旅立ってから早やひと月が経ちました。母の家族葬を終えたその夜に、まるで後を追うように永眠した父の葬儀には、延べ千人を超える多くの方にご参列いただきました。
おかげさまで、しめやかな中にも、何事も賑やかなことが好きだった父に相応しい葬儀を執り行うことができました。
ともに晩年は私のことで心労を煩わせましたので、今はただ、私なりに一からまた精進を重ねていくことが、何よりの追善の道と考えております。
お世話になった方々への挨拶回りもまだ十分にはできていませんが、ようやく日常を取り戻しつつあります。
お心のこもったたくさんの弔意のお言葉の数々に随分と励まされ、感謝の気持ちで一杯です。
しばらくは心に大きな穴があいたようで、それぞれお返事もできておりませんが、本当にありがとうございました。