民亊控訴審(その2)

談合事件で枚方市に損害を与えたとして提訴されている民事裁判控訴審の第2回公判が6日、大阪高裁で開かれました。
この日の法廷では、10月18日の初公判で求めた元大林組顧問の山本正明氏の証人申請について、裁判長から「必要性が認められない」として、申請却下の判断がなされました。
当時大林組の幹部だった山本氏は、取り調べ段階から一貫して「この事件は官製談合ではない」「市長の名前も知らず、市側の関与はなかった」と主張しておられます。
しかし、刑事裁判では、こうした山本氏の証言が重要視されず、「市長が関与した官製談合」という検察ストーリーに沿って裁判が進められ、刑事控訴審でも証人申請が却下された経過があります。
事件の真相を明らかにするために必要な証人尋問であるだけに、今回も申請が却下されたことは大変残念です。
控訴審はこの日で結審し、判決は3月8日午後の予定です。