高裁判決

18日午前10時から大阪高等裁判所で二審判決がありました。
昨年4月28日の一審有罪判決以来1年半、起訴から数えて3年3ヶ月、潔白を訴え無罪を信じて控訴審を闘ってきましたが、結果は無念の控訴棄却。
判決後の報道各社の取材に「入札より6年も前の面談が談合の端緒とされたが、目的も中身も違い天の声など出していない。談合に関与していないのに主張が認められず、木を見て森を見ない判決には本当に残念だ。大阪地検特捜部のひどい取り調べについても理解されずに悔しい」と述べました。
控訴棄却の理由は、上垣裁判長が延々2時間にわたって早口で述べられましたので、改めて後日要点を掲載しますが、突き詰めて単純にいえば…談合を知ってたはずなのに黙認して止めずに決済したと裁判所は類推しました…ということになり、何をもって談合の共謀の根拠としているのかよく分かりません。
そもそもこの事件の本質について裁判長は「一般的な官製談合とはいえない」とはっきり認めているのです。
傍聴されていた高橋伸介・市議会議員は、こうした点について「白黒をはっきりさせなければならない刑事裁判としては非常に危険な判決」「刑事被告人には推定無罪の原則があるはずなのに」と指摘されています。 http://www.kiku-sakura.net/nikkan.html
一審で無罪が確定した小堀隆恒・前副市長も、インタビューに「私自身談合に関する指示は受けていない。不当な判決で残念」と答えておられました。
直ちに最高裁に上告しました。