上告趣意補充書

先日の民事判決(請求棄却)の結果を踏まえ、現在、弁護団で上告趣意補充書を作成していただいています。
民事裁判では、予定価格の意味や決定過程が直接的な判断対象となったため、▽1回目の入札は、20%の歩切りなど談合の余地もなく低い予定価格で不調▽2回目の入札についても、超低額の予定価格であったこと―など、刑事裁判より踏み込んだ判断がなされています。
この認定を突き詰めていけば、この事件が、検察ストーリーでいう「官製談合」などではなかったことがハッキリ見えてきます。
こうした点から、今回の民事判決は刑事裁判にとっても意味が大きいといえます。
もう一つ、一度も接待を受けていないのに「市長、頻繁に接待受ける」「大林組から、ほぼ毎月の時期も」との大見出しで、何の裏付けも取らずに記事を書き、とんでもない大誤報を行った日経新聞への民事訴訟(名誉棄損)も今月末に判決の予定です。