公会計の改革

自治体会計の健全化をめざす「公会計セミナー」をスタート、「公会計改革の現状と問題点」のテーマで第1回目を5日に行いました。
自治体の財政が例外なく厳しい状況に陥っている中で、健全化に向けた処方箋を示す取り組みが公会計の改革です。
現行の自治体会計は現金主義・単式簿記で、例えば一般家庭でのローンに相当する「借金」が増えても、予算上では「収入」が増えた形になるといったように、実態が極めて分かりにくい点が問題とされてきました。
これを複式簿記などの企業会計手法にすることで財政状況を把握しやすくし、コスト面など実態に即した財政運営を行っていこうというのが公会計の改革であり、これに取り組まなければ、事業評価や行政評価が正しくできないといえます。
既に東京都、大阪府などで先行して実施されています。
3回にわたるこのセミナーは、公会計改革を推進する公認会計士グループとのコラボレーションで実現したもので、地方議員を中心に約40人が参加しています。
行財政改革のツールとして、ぜひこの機会に真剣に学んでおきたいと思います。