発電所視察

枚方、寝屋川、交野の有志議員を中心とするエネルギー政策研究会で、23日、関西電力発電所等を視察しました。
昨秋の高浜原子力発電所舞鶴火力発電所視察に続く2回目の今回は、中央給電指令所、堺港火力発電所堺太陽光発電所、そして発電所等にLNG液化天然ガス)を供給する堺LNGセンターを訪問しました。


中央給電指令所では、刻々と変化する管内の電気使用量に応じて、150以上ある関電の全ての発電所の発電量をコントロールし、需要と供給のバランスを常に一定に保つ重要な役割を果たしています。
堺港発電所は、LNGを燃料にする火力発電所。老朽化で役目を終えた旧施設(写真左)に隣接して、より効率の良いコンバインドサイクル発電方式(蒸気タービンとガスタービンを組み合わせてエネルギー効率を40%向上、総出力200万キロワット)の新施設を3年前に稼働させました。


 堺太陽光発電所は、関西電力堺市との共同で一昨年稼働させた、太陽光パネル7万4千枚、出力1万キロワットのメガソーラーです。
発電所のリアルタイム情報を見ることができます。
http://www1.kepco.co.jp/energy/newenergy/monitor.html

福島第一原子力発電所の事故以降の脱原発エネルギーシフトの中で、舞鶴石炭火力発電所でみられた木材チップの活用や、新たな提案としてのエマルジョン重油燃料の利用など、コスト削減への取り組みは大きな課題です。
さらに今後、発送電分離電力自由化に向けての環境整備が進むことで、これまでベールに包まれていた電力を取り巻くシステムに関心が高まり、より身近で目に見える形へと改革が進むのは望ましいことです。