総括にならない総括

10日開会した6月議会(平成25年第2回枚方市議会定例会)の一般質問が、17日から4日間の日程で始まり、その中で、6年前の談合事件について先月の臨時議会で報告された「談合問題にかかる総括」に対する質疑が行われます。
私は、市がまとめた「総括」を読んで驚きました。
というのもそれは、地裁・高裁あわせて100ページに及ぶ判決文を僅か1ページに要約しただけのものであり、5年にわたる長い裁判の中で、私が当時の最高責任者としてこの事件の事実誤認について繰り返し訴えてきた論点のカケラもなく、「総括」とするにはあまりにも不十分な内容だったからです。
私にとって、また枚方市にとって、そして拷問のような取り調べの末に無罪を勝ち取られた小堀副市長や、何日間も検察に呼び出されて事情聴取を受けた多くの職員にとって、1ページの「総括にならない総括」をもって、この事件を文字通り枚方市の歴史の1ページにしてしまうことは到底できるものではありません。
この問題を取り上げる4人の議員の質疑は、しっかりと傍聴するつもりです。