退職手当審査会

私が10年前及び5年前に支給された市長退職手当について、竹内現市長が返納を求める方針を決めたことについて、29日夜、市の退職手当審査会(松葉知幸会長)が市役所内で開かれ、代理人弁護士とともに傍聴しました。
同審査会は、退職手当の返納などの重大な不利益処分について、適正かどうかを審査するため、市の条例に基づいて設置された市長の附属機関です。
この問題については、先般開かれた聴聞の場で、私の主張を意見陳述書にまとめて提出し、見解を示しました。(7月12日付ブログに掲載)
しかし、聴聞主宰者の石渡俊博・枚方市監査委員事務局長がまとめた聴聞調書及び報告書にその主張は全く反映されず、「当事者の主張に理由がない」と判断。そこには十分に検討された形跡もなく、私には、まるで形だけの聴聞、結論ありきの報告書のように受け取れました。
このため、審査会に対し同日、先の聴聞会で提出した意見陳述書と同趣旨の意見書(本件の根拠となる法令が存在しないこと、返納の要件を満たすものでないことなどが論点)を改めて提出しました。
退職手当審査会は、引き続き8月にも開催される予定です。
残念ながら上告は棄却されましたが、そもそもこの事件における検察ストーリー、そして判決には重大な事実誤認があることから、現在再審請求を準備しています。
審査会で十分に時間をかけて公正な審査を行っていただきたいと願っています。