江川紹子さんが真相を・・・

ジャーナリストの江川紹子さんが、10日発売された月刊文藝春秋12月号に、「天の声などなかった」のタイトルで、枚方談合事件について寄稿されています。

市長選挙時の激しいネガティブキャンペーンで、事件について誤解されている方が多いだけに、広く真相を知ってもらうためにも一読していただければと思います。

江川さんは、これまで様々な冤罪事件の取材に取り組んでこられ、大阪地検特捜部が起こした村木厚子さんの冤罪事件をきっかけに法務省に設置された「検察の在り方検討会議」の委員も務められました。

同検討会議で、小堀前副市長から、拷問のような取り調べとズサンな捜査の実態についての証言を聞かれて枚方事件に関心を持ち、法廷を傍聴されるなど、継続して取材を進めてこられました。

裁判は現在、最高裁への上告趣意書の補充書を作成している段階であり、まだ判決の日程は決まっていません。

一方の民事裁判の方についても、結審を控えて間もなく意見書を提出するところです。

民事裁判の内容については、9月16日付の日誌に書いた通りです。

小堀前副市長を先頭に、担当職員が一丸となって努力してきたため、実際には全国平均より20億円も安価に清掃工場を整備することができました。

高裁判決で「いわゆる官製談合ではない」と認められ、検察の描いたストーリーは破綻し、客観的にも市の損害がなかったのは明らかです。
なのに、特定の市民団体から「談合によって市に損害を与えた」として、27億円もの損害賠償が求められているのです。

しかも、冤罪被害者の小堀さんも求償の対象から外されていません。

長期にわたる裁判を闘うのは本当に大変ですが、時間が経つにつれて真相が明らかになってくること、そして、こうした裁判闘争が冤罪をなくすことにつながると信じ、これからも自分を励まして闘っていきます。