自然農法

枚方・氷室の「まほろば農園」で自然農法を始めるきっかけとなったのは、学生時代に所属していた自然農法研究会の同窓会でした。
市長辞職後に私を励まそうと、昔の仲間が計画してくれたもので、以来毎年1月に開いています。
大学当時は、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」や、有吉佐和子の「複合汚染」が衝撃を与えたとはいえ、まだ、強い農薬や化学肥料の全盛期で、その中を仲間と一緒に有害物質の危険性などについて訴えたことが心に焼き付いています。
メンバーの半数以上が、自然農法の実践農家をはじめ、自然農法の普及に従事しているか、生ごみリサイクルなど環境活動に携わっています。
今年も、約20人のメンバーが参加しましたが、近況報告で、放射能の汚染のない地域でも風評被害が予想以上に深刻であることを実感しました。
震災以降、政府の対応は後手に回っているといわざるを得ませんが、こうした風評被害をはじめ、農業対策をきちんと講じなければ、大きな禍根を残すことになりはしないかと案じています。