報道のあり方

先日、前大阪府議会議長の長田義明さんとお会いする機会がありました。
長田さんは昨年の震災にさいし「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、地震が起こってよかった」と発言したと新聞に掲載され、酷いバッシングを受けられました。
府庁のWTCへの移転の賛否を巡って府議会が揺れていた時期であり、長田さんは当時反対の立場でした。
発言の真意は、「・・・地震が起こって(WTC地震に弱いことが分かり)よかった、と言う人もいるが、そんなことを言ったらダメですよ」との趣旨であり、発言の語尾の部分が割愛されて記事になったのが真相だそうです。
自らの選挙の事務所開きでの出来事であり、お話をお聞きするかぎり意図的な報道だと思います。
私は、4年前に、一度も接待を受けていないのに「大林組から毎月接待」と書かれました。
まともな取材もせずに事実無根のデタラメな記事を書いた日経新聞名誉毀損で訴えています。
既に刑事裁判では、官製談合でなく、金銭や接待も一切なかったことが明らかになっており、記事が誤りであったことは間違いないのです。
いわゆるガセネタを十分確認もせず記事にしたことはハッキリしているのに、記者は法廷で間違いを認めることすらしないのです。
なぜこのような誤報が生まれたのか、きちんと説明するのが社会の公器としての新聞のあり方だと私は思います。