勉強会

この5年間、月に1度のペースで、枚方、寝屋川、交野など各市の議員有志を中心に政策勉強会を続けています。
これまで、マニフェスト道州制大阪都構想、公会計などの地方行政の仕組みに関わる問題から、各市の財政、生活保護、中学校給食をはじめ地域に密着した具体的な問題まで、それぞれ講師をお招きして政策を深めてきました。
今月の講師は、元大手民間企業の経営改革の担当者で、これまで複数の自治体でリーダー研修の講師として業務改善運動に取り組み、成果を上げてこられました。
具体的には、チーム(職場)ごとに話し合って業務改善の・テーマ・目標・行動計画を策定し、目標管理、課題整理などのプロセスを自主的に行っていきます。
みんなで目標を達成し、達成感を共有することが、やる気を高め、共感者を増やし、スキルアップにつながるなど、業務改善運動の意義は大きいといえます。
毎年、業務改善に取り組む自治体が集まって全国大会が開催され、「お金をかけずに業務を見直し、市民サービスを向上する」をモットーに、各市の取り組みが紹介されます。
私が以前「まちづくり戦略会議」に携わった柏原市も、毎年全国大会に出場しており、先般そうした各市の取り組みが「地方自治体業務改善」(石原俊彦編著・関西学院大学出版会)としてまとまられました。
その中には、淀川衛生事業所、保健センターなど枚方市の業務改善の取り組み事例も紹介されています。
大切なことは、常に市民の視点で改革・改善の目を持ち続け、行動することだと、改めて感じました。