朝まで生テレビ


10月22日深夜ABCテレビ朝まで生テレビ〜激論!どうする日本の検察」に、小堀隆恒・前枚方市副市長が出演、ストーリーありきの大阪地検特捜部から酷い取り調べを受けたことや、否認を続けているのに「全面自供」と報道されたマスコミ被害などについて語られました。
小堀さんは、事件とは何の関係もないのに検察に逮捕されたのですが、それは、私が談合防止のため小堀さんに紹介した大阪府警捜査2課のエース刑事が、実は大林組からお金を受け取っていたため、検察が「小堀さんが情報を流し見返りにお金を受け取った」というストーリーをでっち上げたからでした。本当に申し訳なく、昨年、小堀さんの冤罪が晴れた時は自分のことのように嬉しくて、私は声を上げて泣きました。
番組の中で小堀さんは、「最初から答えが先にあって、そのストーリーに合わせて供述調書を取ることが検察の目的であり、『クズ野郎、ゴミ野郎、馬鹿野郎』と何度も怒鳴られ、『認めないと家族もお前も枚方に住めないようにしてやる』と脅された」と、取り調べの一端を明らかにされるとともに、「中司前市長も家族や後援会の人を逮捕すると言われて相当追い詰められた」と話されました。
マスコミ被害については、「マスコミが決め付けた報道で世論を作る側に回ってはいけない」、との思いを示され、「取り調べが可視化されていたらこんなことにはならなかった」と、心境を述べられました。
小堀さんが言われたように、私は検事から「周りの者を逮捕する」などと何度も脅されて精神的に追い詰められ、最後は検察の暴挙に屈してしまって検事が作った事実でない調書に無理やりサインさせられたのでした。思い返す度に悔やし涙が出て仕方ありませんが、その時は裁判で本当のことを言えば分かってもらえると信じていたのです。しかし、実際に裁判になってみると、法廷での証言よりも密室で脅されて作られた調書の方に重きを置かれることに愕然としました。検事が無茶苦茶な取り調べを行って何が何でも供述調書を取ろうとするのはそのためで、物的証拠がないこの事件ではなおさら調書が必要だったのです。